この三文字でピンとくる方、少なくないでしょう。カグラザメ目(Hexanchiformes)のサメの一種で、以前より「生きた化石」と形容されてきました。
この生物については、個体数減少の懸念にも配慮しつつ、アクアマリンふくしまと東海大海洋科学博物館により共同で調査・研究が行われてきました。
当研究室も、主導しているSqualomixプロジェクトの一環として全ゲノム規模のDNA情報の取得のためにこの研究に関わっています。その情報をもとに、この生物の生態や暮らし、そして形態についての理解を深めるための研究を後押ししていきます。差し当たっては、核ゲノムにコードされる多数のタンパク質コード遺伝子の配列に基づく分子系統解析を行うことにより、軟骨魚類の多様性の中で、この生物がどういった位置を占めるのかについて新たな知見が得られつつあります。今後の研究発表の際に紹介していく予定です。
12月11日にアクアマリンふくしまにて、このラブカをテーマにしたイベントが企画されていますので、併せて紹介しておきます。
(↓静岡県三保半島にある東海大学海洋科学博物館にて自ら撮影)
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