当研究室の助教の公募がアナウンスされました。フィットしそうな方にぜひ届いてほしいと思っています。
本公募ですが、9月15日に応募が締め切られ、研究所の公式のプロセスに従って選考が行われます。いわゆる「ガチ」です。募集要項の通りですが、候補者が研究対象とする生物については特に限定していません。当研究室から大学院生を募集する際には動物の研究を進めるとしていますが、助教については自律的に研究を進めてもらうことを想定しているため、対象生物は限定しません。まさに現在レイアウト中であり、整うのはまだ少し先ですが、助教として加わってくれる方のための個室オフィスを用意しています。また、情報解析だけでなく基本的なウェット実験(分子ならびに個体~組織~細胞)を行うことのできる環境も整えます。
この助教職の独立性については、自分自身が30代前半にドイツ(のいわゆる「黒い森 Schwarzwald」地方)で過ごしたフェーズをイメージしています。この手の話題、それぞれの立場にいろいろな考えがあることでしょう。そして、苦い思いをしたという話を聞くことも多いです。私自身はそのフェーズに、当時負担にはなっていた教育の経験も含めて、振り返った時にはこの上なく貴重と思える体験もしつつ、次につながる独自の研究を行うことが存分にできた、と総括しています。非英語圏ゆえの難しさも多分にありましたが、それはさておいて。
今回の公募に話を戻しますと、少なくとも研究プロジェクトのデザインと遂行については、この助教本人が自律的に進め、出版の際には責任著者となってもらうことを想定しています。同じ空間で、研究へ向き合うマインドやアプローチを共有しつつ、要所でバックアップしたいと思います。
ご興味があり、何かお尋ねになりたいという場合には、遠慮なく直接ご連絡ください。
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