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執筆者の写真Shigehiro Kuraku

12月の「海」研究会

更新日:22 時間前

(11月30日更新)


12月12・13日に「海と生命情報から学ぶ脊椎動物の多様性とその分子基盤」

(Exploring Vertebrate Diversity through Marine and Informatic Biology)

と題した研究会を開催します。


プログラム(若干改変する可能性があります)


2024年12月12日(木)

(12:00 開場 受付開始)

13:00 はじめに

13:10 木下 滋晴(東京大学大学院 農学生命科学研究科)

 「魚類から探る脊椎動物の老化と寿命の多様性形成基盤」

13:40 野原 健司(東海大学 海洋学部)

 「ミトコンドリアゲノムの比較解析から読み解く軟骨魚類の遺伝的特徴」

14:10  八尾 晃史(東京大学大学院 理学系研究科)

 「真骨魚類から探る柔軟な性分化の生理・発生機構」

14:40 休憩

15:00 丹羽 大樹(国立遺伝学研究所・総研大)

 「ゲノムを通して見る軟骨魚類の性染色体進化」

15:30 佐藤 圭一(沖縄美ら海水族館 & 沖縄美ら島財団総合研究センター)

 「実験的手法を用いたサメ・エイ類の多様性研究とその成果」

16:00 小北 智之(九州大学 農学研究院)

 「海洋における適応放散と局所適応の生態ゲノミクス:モデル系としてのクマノミ類」

16:30 休憩

16:50 前野 哲輝(国立遺伝学研究所)

 「硬骨魚類&軟骨魚類の画像解剖〜MicroCTでできること〜」

17:20 馬久地 みゆき(水産研究・教育機構 水産資源研究所)

 「サンマの回遊と遺伝子発現ダイナミクス」

17:50 山口 敦子(長崎大学 水産学部)

 「魚類の食べ物と進化:多様性を生む環境適応」

12月13日(金)

10:00  加藤 明(東京科学大学 生命理工学院)

 「魚類ゲノム配列中の膜輸送体遺伝子情報から学ぶ腎臓と消化管の分子メカニズム」

10:30  永嶌 鮎美(東京科学大学 生命理工学院)

 「ゲノムデータベース解析と活性測定に基づく条鰭類Aqp10基質選択メカニズムの解明」

11:00 休憩

11:15 長田 美沙(総研大)

 「浅海から河川における異なる環境への海水魚の環境適応」

11:45 合田 真(浜松医科大学)

 「硬骨魚類の体色変化と青色体色形成の多様性について」

12:15 昼食

13:40 糸井川 壮大(明治大学)

 「軟骨魚類研究から迫る脊椎動物の味覚受容体の起源」

14:10 野津 了(広島大学大学院統合生命科学研究科)

 「非コード領域から探る条鰭類生殖腺の性的特性」

14:40 休憩

14:55 工樂 樹洋(国立遺伝学研究所)

 「進化過程の再構築へー多様な脊椎動物のゲノム構成を俯瞰して」

15:25 兵藤 晋(東京大学 大気海洋研究所)

 「オーシャンDNA:分子情報から海洋環境を探る」


15:55 さいごに

16:00 閉会


参加登録はこちらからどうぞ。

会場のキャパシティの関係で、参加登録をある時点で締め切らせていただく可能性があります。


改めての基礎知識が冒頭を占めすぎな文章になっていますが、下記に開催趣旨を貼り付けておきます。遺伝研公式ホームページに記載したのと同じ内容です。


開催趣旨:海は地球の面積の70%を占めており、多様な生命の宝庫である。なかでも、近年の海洋開発の対象としても注目される「深海」は200m以深のことを指す。地球全体の海の平均深度は3800mとされ、そういった深海を利用している生物は一部にすぎないが、海全体を視野に入れたとき、水深だけでなく水温や食性など様々な環境要因に応じた表現型の多様性がみられる。持続的な実験系の欠如が制限となりがちではあるが、その多様性の分子基盤の解明は、生命の理解における興味深いテーマである。本研究会では、海洋生物の中でも脊椎動物に注目し、その生態と生活史形質の多様性を導いた分子基盤について多方面から議論する。ヒトや実験動物を用いたこれまでの基礎研究に基づく生命の理解を、大型で長寿命な種など他の系統からの知見も交えてさらに深めるとともに、野生生物の生態、そして、海洋生態系のモニタリングに資する学術的アプローチや科学的知見についての活発な情報の交換を目的として開催する。希少生物の飼育に努める水族館の活動や養殖を含めた水産業に関する研究の話題も議論の対象とする。


ご参加予定の方へのアクセス等の情報は以下です。



空路から三島へ(羽田空港ご利用の方へ)





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