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アカエイ種判別問題
昨年末、「160年越しの新発見 日本で最も身近なエイ『アカエイ』が複数種であることを解明し、新種を記載」というニュースが話題になりました。今回はこれに関連して、唐突に思われるかもしれませんが、アカエイの「種判別」について少し書いておきたいと思います。 当研究室では、2021年春からアカエイ(Hemitrygon akajei)の全ゲノムシークエンスに初めて挑み、すでに2025年春にその配列を国際データベースにて公開しています。実は昨年末の板鰓類研究会シンポジウムにおいて、私自身「全ゲノムシークエンスに供した個体が本当にアカエイだったのか、あるいはアリアケアカエイ(Hemitrygon ariakensis)だったのか、確認が不十分なままである」と疑問を呈していました。このことで不安が広がり、前提が揺らいでしまっては良くないと考え、その後日談をここに記す次第です。 結論から申し上げますと、ゲノムを読み取った個体は「アカエイ」ということで問題なさそうです。上記の種判別問題を精査された長崎大学の山口先生から、アリアケアカエイと判定された個体のミトコンド
Shigehiro Kuraku
5月3日
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