Shigehiro Kuraku10月31日2024 イタリア紀行(1)ひさしぶりの欧州への出張の行き先は、またもイタリアとなりました。 2年前にナポリでEuro EvoDevo会議に参加 して以来です。まず、ベネト州に降り立ち、イタリアで2番目に古いパドヴァ大学(1222年設立!)の研究者Giuseppe...
Shigehiro Kuraku2023年10月23日サンマのゲノム情報「解読」などと大それた言い方は敢えてしません、大事なのはここからですので。今秋も話題のサンマ Cololabis saira について、まずはゲノム全体を読み取って分子レベルの様々な研究が色々な方面からスムーズに始められるように、ということで、DNA配列情報を取得しました。...
Shigehiro Kuraku2022年7月24日ここでハナカケトラザメ当研究室では、学術研究に広くご利用いただけるような軟骨魚類の受精卵の供給体制の確立を目指して動き出しています。主眼を置いている種が、ハナカケトラザメ(Scyliorhinus canicula, small-spotted...
Shigehiro Kuraku2022年3月14日ABSと名古屋議定書先週、遺伝研のABS学術対策チームに掛け合って、研究室で調べる対象となる生物種について、「名古屋議定書 (Nagoya Protocol)」に抵触し問題となる部分がないか、相談に乗っていただきました。ABSはAccess and...
Shigehiro Kuraku2021年10月29日ラブカこの三文字でピンとくる方、少なくないでしょう。カグラザメ目(Hexanchiformes)のサメの一種で、以前より「生きた化石」と形容されてきました。 この生物については、個体数減少の懸念にも配慮しつつ、アクアマリンふくしまと東海大海洋科学博物館により共同で調査・研究が行わ...
Shigehiro Kuraku2021年7月6日日本発コンソ「コンソ」と略して書いたのは、「コンソーシアム」のこと。先日、ヒトゲノム完全解読について、出版前の原稿が公表されましたが、取り組んだチームに日本人が一人も入っていない、ということで話題になっているようです。かつてはそれなりの立場を確保し、世界の舞台で役割を果たしていたこの国...